【2025年版】10年落ち・15年落ちの軽自動車はまだ売れる?買取相場と高く売るコツ

「愛車が10年落ちになったけど、もう値段はつかないのかな…」「15万kmも走っているし、むしろ処分費用がかかるのでは?」
長年連れ添った愛車を手放すとき、こんな風に諦めてしまっていませんか?
実は、10年落ち、15年落ちの軽自動車でも、条件や売り方次第では値段がつき、想像より高く売れるケースもあります。
この記事では、中古車業界で20年以上の実績を持つ買取現場の視点から、古い軽自動車のリアルな買取相場と、1円でも高く売るための具体的なコツを徹底解説します。あなたの愛車の価値を、もう一度見直してみませんか?
目次
10年落ち・15年落ちの軽自動車はまだまだ売れる
まず結論からお伝えします。状態にもよりますが、年式が古く走行距離が多い軽自動車でも、価値がゼロになるケースは多くありません。諦めるのはまだ早いです!
なぜ古い軽自動車でも値段がつくのか?地方や海外での強い需要
「でも、どうしてそんなに古い車に値段がつくの?」と不思議に思うかもしれません。理由は大きく2つあります。
●地方での根強い「生活の足」としての需要
燃費が良く、税金や保険料などの維持費が安い軽自動車は、通勤や買い物に欠かせない「生活の足」です。新車にこだわらず、安くて丈夫な中古車を探している方は常に一定数いるため、古い軽自動車でも安定した需要があります。
●丈夫な日本車の海外での人気
「Made in Japan」の車は、その壊れにくさと性能の高さから、海外で絶大な人気を誇ります。日本では「もう古い」とされる車でも、海外では実用車として一定の評価を受け、値段がつくケースが少なくありません。
つまり「もう価値がない」と思っている愛車も、視点を変えれば、まだまだ多くの人から求められている「価値ある一台」なのです。
【2025年最新】年式・走行距離別の軽自動車 買取相場
では、実際にどれくらいの価格で取引されているのでしょうか。ここでは、2025年現在の一般的な買取相場を、人気車種別にご紹介します。
※以下の相場は、車の状態(修復歴なし、大きなキズ・へこみなし)を想定したあくまで目安です。
「10年落ち・走行距離10万km」の買取相場例(人気車種別)
- ホンダ N-BOX :15万円~40万円
- ダイハツ タント :10万円~35万円
- スズキ スペーシア :10万円~30万円

スーパーハイトワゴン(例:N-BOX・タント・スペーシア)は、ファミリー層からシニア層まで幅広いニーズに応える室内空間の広さや使い勝手の良さが特長です。特に中古市場では「安くて広い軽自動車」が人気を集めており、たとえ10年落ち・10万km以上走行していても実用性が評価され、相場が高めに保たれています。
「15年落ち・走行距離15万km」の買取相場例(人気車種別)
- スズキ ワゴンR :3万円~15万円
- ダイハツ ムーヴ :3万円~15万円
- スズキ アルト :1万円~10万円
- ダイハツ ミラ :1万円~10万円

さすがに15年落ちとなると価格は下がりますが、それでも「0円査定」とならず、数万円の価値がつくケースが多いのが実情です。
相場はあくまで目安!車の状態で価格は大きく変わります
ここで重要なことをお伝えします。上記の相場表は、あくまで参考値です。同じ年式・同じ車種でも、車の状態によって査定額は数万円、時には10万円以上変わることも珍しくありません。
例えば、
- 禁煙車で、ペットの同乗もなかった
- 定期的にディーラーで点検しており、整備記録簿(メンテナンスノート)がしっかり残っている
- 内外装がきれいに保たれている
こういった「大切に乗られてきた証」がある車は、実際の買取現場でも査定額に大きく影響します。
正確な査定金額を知りたい方へ
お車の状態や装備、使用状況によって査定額は大きく変わります。正確な査定額を知りたい方は、ぜひアツミモータースまでお気軽にお問い合わせください。
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買取価格が下がる前に!軽自動車を売るべき5つのベストタイミング

どうせ売るなら、少しでも高く売りたいのが本音ですよね。車の価値は時間とともに下がっていきますが、特に相場が下がりやすくなるタイミングがあります。それを避けることが、高く売るための重要な戦略です。
①【車検前】費用がかさむ前に売るのが有利
車検を通すには、数万円から、部品交換が必要な場合は10万円以上の費用がかかります。しかし、「車検を通したからといって、その費用分、査定額が上がるわけではない」のが現実です。車検が切れる1〜2ヶ月前に売却するのが、最も無駄のない賢い選択と言えるでしょう。
②【3月まで】自動車税の課税前に手放す
軽自動車税は、毎年4月1日時点の所有者に課税されます。つまり、3月31日までに売却(名義変更)を完了させれば、翌年度の税金を支払う必要がありません。数千円の話ですが、少しでもお得に手放したいなら意識したいポイントです。
③【モデルチェンジ前】旧型の価値が下がる前に動く
あなたの愛車がフルモデルチェンジすると、どうしても「旧型」という扱いになり、買取相場が下がりやすくなる傾向があります。お乗りの車種のモデルチェンジ情報が聞こえてきたら、それは一つの売り時サインかもしれません。
④【走行距離の大台前】5万km、10万kmを超える前に査定へ
中古車市場では、「5万km」「10万km」といった走行距離の大台を超えると、心理的に「走り込んだ車」という印象が強まり、査定額が一段階下がることがあります。もし走行距離が9万km台なら、大台に乗る前に一度査定に出してみることをお勧めします。
⑤【1〜3月、9月】中古車需要が高まる時期を狙う
1〜3月は、新生活に向けて車を購入する人が増えるため、中古車販売店が在庫確保のために買取を強化する時期です。また、多くの販売店の半期決算にあたる9月も、同様に買取価格が上がりやすい傾向にあります。
古い軽自動車を1万円でも高く売るための5つのコツ
タイミングを見極めたら、次は査定当日までにできる「ひと手間」で、査定額アップを狙いましょう。買取現場で実際によく評価されていたポイントをご紹介します。
①無理にキズやへこみを直さない!修理代の方が高くつくケースとは
「査定前にキズを直した方がいいですか?」とよく聞かれますが、答えは「NO」です。お客様が数万円かけて修理しても、小さな傷やへこみであれば、朱里代ほど査定額が上がらないケースがほとんどです。買取業者は提携工場で安く修理できるため、小さなキズやへこみはそのままにしておく方が、結果的に損をしません。
②お金をかけずにできる!徹底的な洗車と車内清掃で「第一印象」をアップ
汚れた車とピカピカの車、どちらが高く見えるかは一目瞭然です。査定士も人間ですから、きれいに手入れされた車には良い印象を持ちます。「この車は大切に乗られてきたんだな」という印象は、査定額にもプラスに働きます。特に、忘れがちなタイヤ周りや、車内のゴミ、窓ガラスの内側をきれいにしておくだけで、印象は大きく変わります。
③「お、この車は大事にされてるな」と思わせる純正パーツとメンテナンスノートの準備
もし社外品のパーツに交換している場合、残しておいた純正パーツがあれば必ず用意しておきましょう。中古車市場では、基本的に純正の状態が最も好まれます。また、最も重要なのが「メンテナンスノート(整備記録簿)」です。いつ、どんな整備をしてきたかが分かるこの記録は、車の健康状態を示す「カルテ」のようなもの。これがあるだけで、査定士の信頼度は格段に上がり、高評価に繋がります。特に年式が古くなるほど、整備記録の有無は査定に大きく影響します。
④口頭で伝えるだけ!査定士に響くアピールポイント(禁煙、ペット同乗なし等)
「この車、禁煙車なんです」「ペットは乗せたことありません」こういったプラスの情報は、書類だけでは分かりません。査定士に口頭で伝えるだけで、立派なアピールポイントになります。特に、車内のニオイは査定額に大きく影響することがあるため、積極的に伝えましょう。
⑤【最重要】1社だけの査定で決めない!複数社に依頼して価格を比較する
買取価格は、お店によって本当に様々です。買取価格は店舗によって差が出ることがあり、複数社を比較することで査定額が変わるケースもあります。必ず2〜3社以上の買取店に査定を依頼し、一番高い価格を提示してくれたお店に売るようにしましょう。
もし買取価格が「0円」と言われたら?諦めないための2つの選択肢
万が一、複数の買取店で「0円です」と言われてしまった場合でも、まだ諦める必要はありません。
選択肢①:パーツや鉄資源として売る「廃車買取専門業者」に相談する
車としては価値がなくても、エンジンやパーツ、ボディの鉄資源には価値があります。廃車買取を専門に行う業者に依頼すれば、状態によっては数千円~数万円で買い取られるケースもあります(※年式や不動状態、書類の有無によっては無料取引となる場合もあります)。「廃車」という言葉に惑わされず、まずは相談してみましょう。
選択肢②:古い車に強い!海外輸出ルートを持つ買取店を探す
前述の通り、古い日本車は海外で人気です。買取店の中には、独自の海外輸出ルートを持ち、古い車や多走行車を専門に扱っているお店もあります。そういったお店なら、他店で0円だった車でも値段をつけてくれる可能性があります。
まとめ:古い軽自動車こそ、プロの目で価値を見極めてもらうことが重要
10年落ち、15年落ちの軽自動車でも、条件次第では価値が残っていることをお分かりいただけたでしょうか。
年式や走行距離といった数字だけで「もうダメだ」と諦めてしまうのは、非常にもったいないことです。損をしないための最大の秘訣は、まず「自分の愛車の本当の価値」を知ることから始まります。
特に、私たちのような地域に密着した買取店は、お客様一人ひとりの愛車に込められた想いや、大切に乗られてきた歴史を丁寧に査定し、適正な評価を行うことを大切にしています。
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