軽自動車の車検費用を安く抑えるコツ!相場や安すぎる場合のリスクもご紹介

2024年08月06日カテゴリ:車検

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「自動車の車検費用って、なんでこんなに高いんだろう?」と思ったことはありませんか?

数年に1回ではありますが、なるべく安く車検費用を抑えたいですよね!
そのためには、仕組みを理解して、店舗選びをしっかり考えることが重要なのです。
この記事では、特に軽自動車の車検について説明していきます。
軽自動車の車検にはどの程度費用がかかるのか、車検費用の内訳や費用を安く抑えるためのコツも含めてご紹介します!





そもそも車検とは?

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車検とは「自動車検査登録制度」のことで、日本の自動車法に基づいて定期的に行われる車両の点検および技術的な確認の事です。一般的に新車の場合は3年、その後は2年ごとに車検を受ける必要があります。
車検を通じて、車両の老朽化や部品の劣化を早期に把握し、適切な修理や部品交換を行うことが出来ます。これにより、交通事故のリスクを低減し、道路交通の安全性を向上させるとともに、車両を長持ちさせることにも繋がります。



軽自動車の車検の受験時期

車検を受ける間隔やサイクルは、車種や車両によって違いがあります。
軽自動車は登録後、初めての車検が3年、それ以降は2年のサイクルとなります。
また、車検を受ける際は、1ヶ月前から満了日の間で受ける事をおすすめします。
1ヶ月以上前に受ける事も可能ですが、その場合有効期間の起算点が早められ、満了日が繰り上げられてしまうためです。alt



軽自動車の車検で必要な書類

軽自動車の車検を行う際に必要な書類は次のようになります。
今回は、業者に車検を頼む前提で必要な物をご紹介します。
車検時以外では使わない書類もありますので、無くさないように保管しておきましょう。


自動車検査証(車検証)
車検証は、その自動車が走行に必要な基準を満たしている証明になる他、自動車の権利関係や課税関係についても証明する大切な役割があります。
たとえば、自動車税や自動車重量税などの税金は、車検証に記載されている排気量や重量から決定されます。また、車検証は自動車を運転する際に、必ず携帯しなければならないと、道路運送車両法によって定められています。
車内のダッシュボードなどに保管しておきましょう。車検時には、コピーではなく、原本を用意しましょう。

自動車損害賠償責任保険証明書
こちらは自賠責保険の証明書です。
自賠責保険は、正式には「自動車損害賠償責任保険」といい、「強制保険」とも呼ばれています。基本的に、全ての車が加入しなければなりません。
もし加入していない状態で公道を走ると取り締まりの対象になり、厳しく罰せられます。また、車検証と同じで、公道を走る際に、常に携帯しなければならないので、しっかり保管しましょう。この証明書がないと車検が受けられないので、注意しましょう。

自動車税(種別割)納税証明書(継続検査用)
毎年5月頃に送付される自動車税納付書の半券が納税証明書であり、納税していなければ車検は受けられません。
納付書で支払ったあとに返却される半券のうち「継続検査用」と書かれたものが納税証明書として用いられます。
2015 年度より普通車は納税証明が電子記録されるようになったため、提示が必要なくなりましたが、軽自動車は電子化されていないので、納税証明書の原本の提出が必要となります。






軽自動車の車検費用の内訳

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車検の際に掛かる費用は、「基本料金」「法定費用」「整備費用」の3つに分けられます。
それぞれの費用をチェックしていきましょう。

車検費用の「基本料金」「法定費用」「整備費用」について

基本料金は、車検を依頼する業者に支払う料金です。


基本料には、検査料や技術料、代行手数料など、車検に欠かせない最低限必要な費用が含まれています。
この費用に関しては、業者が自由に設定出来るものですので、この基本料金を比較することで、車検費用全体を抑えることが出来ます。

法定費用とは、「自賠責保険料」「自動車重量税」「印紙代」の3つを指します。


法定費用は、車の排気量や重さなどによって異なります。
印紙代以外の費用は、車検を依頼する店舗によって差はありません。
自賠責保険は、車を所有する全ての方が加入を義務付けられている保険です。
一般的に車検の際に更新し、24か月分の保険料を支払います。


整備費用とは、車検を通すために必要な整備の作業料金です。


もし、作業する車が何もしなくても車検を通る場合は、この費用は発生しません。
よくある作業ですと、タイヤ交換やブレーキパッドの交換などがこれにあたります。
個の整備費用に関しては、業者によって差が出るポイントになります。


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軽自動車の車検費用の相場

車検を通す際には、依頼する業者や、車の状態等による部品交換費用で大きく変わってきます。
軽自動車で言えば、車検費用の相場は60,000円~120,000円程度になっています。
普通車ですと、70,000円~200,000円となっており、車種によって差はありますが、軽自動車のが車検代を抑えられることがよく分かります。

なぜ軽自動車だと費用が安くなるかというと、自動車重量税の違いが1つの要因です。
自動車重量税は車の重量に応じて必要になる税金で、乗用車は車検を受ける際に2年分を納付します。車検は新車ですと3年、その後2年ごとに行われますので、回数を重ねるごとに普通車の方が、車の維持費が掛かってきます。年式が古くなると自動車重量税も変わりますので、さらに費用が掛かります。

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*エコカー減税の対象になる場合は、自動車重量税が初回のみ免税又は減税になります

*新車登録から13年以上経過している場合は、自動車重量税の金額が変わります

自動車重量税だけでも、10,000円~20,000円ほどの差が、軽自動車と普通車の間にはあるのです。さらに、基本料金にも差があることが多いので、やはり軽自動車の方が出費を抑えることが出来ると言えます。


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軽自動車の車検費用が高くなるケース

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軽自動車の車検費用は、多くの場合60,000~120,000円程度が目安となります。
しかし、場合によってはこれ以上掛かってしまうケースもあります。
軽自動車の車検費用が高くなる原因を見ていきましょう。


年式が古い

最新の車と比べると、年式が古い車は燃費が悪かったり、二酸化炭素の排出量が多いなど環境性能があまり良くありません。また、乗車年数が長くなれば長くなるほど、車体や部品は傷んでいきます。普段目に見えなくても、車の内部では様々な箇所で経年劣化が進んでいるのです。上記のような理由から新しい車への買い替えを促すために、新車登録から13年、18年経った段階で自動車重量税が引き上げられ、軽自動車は13年目に6,600円から8,200円に、18年目に8,800円へと変わります。


2度目の車検から部品交換が必要となる

新車登録後の最初の車検では、まだ乗り始めてから車も新しいため、故障や部品の交換があまりないケースが多く、整備・修理費用があまりかかりません。しかし、2回目の車検を迎えると、新車登録から5年経過していることになりますので、バッテリーやブレーキパッドなど消耗部品の交換が発生し始めます。
さらに、メーカーの保証期間が切れて修理費用が自己負担になり、整備や修理費用が増える傾向にあります。メーカー保証は、走行性能や安全性能、環境性能に関わる大切な部品について、走行距離10万キロという保証期間を設けている場合が多いです。そのため、エンジン周辺の部品や足回り部分などの部品交換費用がかかり、車検費用が高くなってしまうのです。





車検費用を安く抑える方法

普通車と比較すると車検費用の安い軽自動車ですが、前述したように車検費用が高くなってしまうケースもあります。
主な原因としては、長く乗り続けるとさまざまな部品が経年劣化していくので、車検を通すために交換しなければいけないパーツや、修理が必要となる箇所が増えていくからです。
ここでは、なるべく車検費用が高額にならないように、安く抑えるためのポイントをご紹介します。


日頃のメンテナンス

定期的なメンテナンスをすることで、車検費用の節約につながります.
中でも、比較的手軽にできるのがオイル交換です。消耗品であるオイルは日々劣化し、
エンジン周辺の部品にも影響を与えます。車検まで放置すると、部品交換が必要になる可能性があるため、
エンジン周辺の部品にも影響を与えます。車検まで放置すると、部品交換が必要になる可能性があるため、
こまめにオイル交換する事をおすすめします。アツミモータースでは、走行距離3000㎞ごとにオイル交換をすることを推奨しています。


乗り換えの検討

普通車だけでなく、軽自動車も長く乗り続けていると車検費用が増えていきます。その原因は、経年劣化によって車検を通すために部品の交換や修理が必要になる箇所が増えるため、部品代や作業料が増えるからです。
また軽自動車も、新車登録から13年・18年以上経過すると、重量税が割増しになります。
車検費用を抑えたい場合、車を乗り換えるのもひとつの手段です。減税制度を活用できる車種を選択することで、税金の負担を大きく減らすことができます。


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安すぎる車検は危険?

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軽自動車は車検費用の相場が普通車よりも安く、できるだけ出費を抑えたい方にとっては安心です。しかし、車検費用を安く抑えようとするあまり、整備や点検がおろそかになってはいけません。軽自動車の車検を任せる業者を選ぶときは、注意が必要です。
費用が安いに越したことはないですが、しっかり整備や点検内容を確認したうえで業者を選ぶことが大切です。
あまりにも車検基本料の安い業者は点検項目が少ない可能性があります。整備項目を抑えているため、車検を終えた後、故障や不具合が発生して、結局車検費用よりも高くつくということもあります。そのため、費用だけにこだわるのではなく、どのような点検内容なのかをきちんと確認し、自身の車に必要な点検や整備をしてくれる業者を選ぶことが一番大切なのです。







まとめ

軽自動車の車検費用は、普通車と比べると安く済みますが、場合によっては高くついてしまうことがあります。
そうならないためには、日頃からのメンテナンスやしっかりと情報を集めをする必要があります。ただし、安さを求めるあまり、十分な点検内容ではない車検を選んでしまう可能性がありますので、注意しましょう。
安さも大事ですが、一番は安心・安全に車が乗れるように、信頼できる業者を見つけることが大切です。

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